既婚の場合は未婚の人よりも転職が難しい?
目次
既婚者が転職で不利になる理由
既婚者の転職はなぜ未婚者に比べて難しいと言われているのでしょうか?
まず、既婚者は面接官から見てどのように見えているのかをご紹介していきます。
企業から見た既婚者のイメージ
既に結婚しているという時点で、企業はあなたのことを「責任感のあるしっかり者」と認識することが多いです。
また家庭のことがあるので、「すぐには仕事を辞めなさそう」・「この会社で長く働いてくれそう」と思うかもしれません。
ですが、会社で働く上で最も重要なのは、その人がどれだけの能力や実績があるかということです。
アナタを採用する事によって、企業側にメリットが得られるならすぐに採用してもらえるでしょう。
「家庭がある=仕事ができる」とは限りませんので、家庭があるのですぐには辞めないというアピールだけでは、企業に振り向いてもらえない可能性が高いです。
既婚者のデメリット
結婚しているということで、既婚者の方は社会的信用が生まれやすくなりますが同時に以下のようなデメリットも抱えていますので注意してください。
家庭の事情で休まれることが多い
特に女性の転職者に思われがちなイメージですが、小さなお子様がいる家庭では子どもが体調を崩したり、学校の行事などで会社を休まれると困るという企業もあります。
家族手当・扶養手当の支払い」
家族の人数に応じて扶養手当を支払っている会社は多くあります。
金額はバラバラではあるものの、この手当は全額会社が負担するので採用担当者の目が厳しくなることは間違いありません。
転勤が難しい
全国区の会社へ転職した際には、上司から転勤を求められることもあります。
家族がいる社員はなかなか転勤させづらいということもありますので、採用担当者も慎重に採用を進めるでしょう。
書類選考や面接でのうまい答え方
既婚者の転職活動において、面接や履歴書ではどんなことをアピールすれば良いのでしょうか?
一般的には自分の所得しているスキルや、現(前)職での成果などを話して、ビジネス能力の高さをアピールするのが良いでしょう。
企業の採用において、あなたに家族がいることはさほど強みにはなりません。
むしろあなた自身がこの会社に合っているか、またこの会社でどのようにキャリアを形成していけるのかということが重要になります。
ですが、面接の中で家族について聞かれたならば、素直に答えるようにしましょう。
家族の事を聞かれたらどうする?
面接の際に、採用担当者から家族について聞かれたらどう答えるのが良いのでしょうか?
担当者によっては、家族構成から年齢、配偶者がどんな仕事をしているのかまで聞いてくる方もいます。
家族構成や年齢はプライベートな問題なので、できれば話したくないという方もいるでしょうが、この質問には素直に答えたほうが良いです。
家族について話すことも重要
その理由は、会社はあなたの家族構成を知ることで、契約した給与や待遇であなたの家族が生活に不自由しないかを知りたいのです。
もし生活に支障があるようならば、あなたは会社を辞めなければならなくなりますし、そのことで会社が大打撃を食らうかもしれません。
会社と労働者の両方が満足できる契約を結ぶためにも、家族についてしっかり話を通しておくことも重要なのです。
また企業がそのことを鑑みたうえで、不採用にされたならばそれは仕方ないと思って、潔く次の希望先を見つけたほうが良いでしょう。
転職前に準備しておくこと
既婚者の転職は、独身者の転職とは違い、しっかりとした事前準備が必要です。
既婚者は家族の生活もかかっているので思いつきの転職は難しいでしょう。
転職活動を行うのは働きながら行うのがベスト
転職先が決定する前に現職を辞めてしまうのは危険です。
というのも、転職はあなたが思っている以上に困難で、退職してから転職先を見つけようと思ってもなかなか良い条件の会社が見つからないことが多いです。
また、貯金の問題や家族からのプレッシャーなど様々な要因が重なって条件の悪い会社に就職してしまう可能性もあります。
ですから転職は慎重に、そして長期戦を見込んでチェレンジしましょう。
受託ローンや教育費の関係
既に住宅を購入し、住宅ローンの支払い中だという転職者は一層の注意が必要です。
転職したことにより給与が下がり、ローンの返済や教育費、貯金などが滞ってしまうリスクもあるからです。
採用された企業でしっかり生活を営んでいけるのか、また生活に困らない待遇が受けられるのかなど、よく考えて転職先を見つけるようにしてください。
まとめ
既婚者の転職のポイントをいくつか紹介してきましたが、最も重要なことは家族からの理解です。
自分一人だけで転職を決めてしまわずに、家族から今後の生活がどう変わるのか、またどんな迷惑をかけるのかなどしっかり話した合った上で転職活動にシフトしてください。