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職務経歴書は必ずキャリアアドバイザーに添削依頼すべし!(転職 虎の巻)

職務経歴書は必ずキャリアアドバイザーに添削依頼すべし!(転職  虎の巻)

私の長年の人材会社の経験から確実に言えること。 それは、職務経歴書は必ずキャリアアドバイザーに相談し、添削 してもらうべきだということです。 むしろ、人材エージェントを使う1番のメリットは、職務経歴書の添削であると言っても過言ではありません。 特に転職が初めての方は、必ず一度はプロに目を通してもらいましょう。

転職希望先に応募前に面倒がらずにカウンセリング&職務経歴書の添削を!

確かにキャリアアドバイザーに職務経歴書を添削して貰うには、カウンセリングに行く必要があります。
90分~120分もの長い時間拘束されるとなれば、億劫になってしまうことも少なくありません。

平日の夜遅い時間帯や土日にも対応をしてくれるエージェントもなかにはあるとはいえ、仕事や家庭の事情など繰り合わせる手間や移動時間もあります。

場合によっては3時間も4時間も掛かることもあるだけに、カウンセリングに出向くのも足取りが重くもなりますよね。

実際に私がエージェントを使って、転職活動をしていた時も同じような気持ちになったこ ともありました。

でも、よく考えてみてください。

これから長い年月・何年も働いていく会社との出会いに向けての転職活動です。

たった3、4時間のコストを将来のために惜しむのは、本末転倒だと思いませんか?

「そんなこと分かっているよ!それでも行けないんだ!」という声が聞こえてきそうですね。

どうしてもカウンセリングに行けないときは対面でなくても、音声という方法もあります。

1時間程度、電話でカウンセリ ングを受けるぐらいなら、無理なくできますよね?

職務整歴書を添削してもらうべき理由とは?

では、なぜ職務経歴書をエージェントに添削してもらう必要があるのでしょうか?

それは、適切に自分自身をアピールすることができず、書類選考から面接に進むに至らない求職者が圧倒的に多いから。

自ら作った職務経歴書で絶対に合格できないとは言いません。最初から添削が不要なほど完成度の高い職務経歴書を書ける人も勿論います。

しかし、そのような人は私の経験上、2割にも達していないくらいでほんのひと握り。

正直なところ、「ただ単に冗長している」、「取るにならない」、「見る気も失せる」職務経歴書がほとんど。

文章で自分の伝えたいことを相手に正確に受け取ってもらうことは、非常に難しいものです。

自分が伝えようとした内容とは異なる意図として相手が受け取り、トラブル発生したという苦い経験はありませんか?

正しく伝達できなかったゆえに仕事の相手先からクレームがきた、プライベートでもLINEなどでうまく意志疎通できないかったなどの場面も、少なくないと思います。

まずは、客観的に自分の言いたいポイントが相手にすんなり伝わる内容になっているか?という点を気をつけましょう。

職務経歴書は素早く内容を読み手に伝えることができるかがポイント

中途採用における書類選考は、求職者と全く面識のない人事担当が合否を決めます。

書類以外の情報がないため、そこに書かれている情報が全てであり、他に何も考慮すべきことはありません。

しかも、その書類選考の所要時間は、判断の早い優れた人事担当だと30秒~1分

「そんな短時間で何がわかるんだ」という意見もあるとかもしれませんが、応募者はひとりだけではない限りません。

特に大企業の人事担当者は、膨大な数の書類選考をしている可能性もあります。

また中小企業だと、人事部というものがなく、営業職がメインの仕事である人が兼務しているケースもあります。

このように、書類選考は時間を掛けないではなく、掛けられない事情も。

そのようななかで、読解に時間が掛かる煩雑な職務経歴書が送られてきても見る気になりません。

どんなに能力があって即戦力の人材だとしても、それが職務経歴書で適切に伝わらなければ、面接のチャンスすら貰えないのです。

どんなに優秀な人材でも自己流の職務経歴書で連戦連敗するケースも

私が人材エージェントに勤めていた時に、こんな話がありました。

旧帝大卒・法人営業(プレイングマネージャー)・30代前半・転職0回・英語も堪能というAさん。

どの企業も欲しがる逸材に思えましたが、50社ほど応募しても全く書類選考が通過しないという結果に。

その原因は、職務経歴書が煩雑だったためでした。

Aさんは自分の力を過信して(確かに能力のある方です)、キャリアアドバイザーの意見に耳を傾けずに自作の職務経歴書で各企業にアタックしていました。

何度もキャリアアドバイザーから添削の助言を受けましたが、全く修正せずにまねいた結果です。

さすがに50社も落ちた時に、書類の書き方が悪いということを自覚したのでしょう。

猛省して、キャリアアドバイザーの添削通りに職務経歴書を改善したところ、応募した求人の8割~9割は書類選考をパスするように。

Aさんは希望が叶って、狙いを定めていた会社への転職に成功しました。

面接のステップに進むためにも相手に受入れられやすく評価される職務経歴書は必須

Aさんのような事例は、極端な話あるいは自分には関係ないと思われがちですが、対岸の火事ではないのでご注意を。実は、よくあるケースです。

面接は1回につき60分間程度の所要が一般的。そのうち約半分の30分間は求職者自身のアピールタイムで、対面なだけに細かいニュアンスを正確に伝えることができます。

しかし、書類選考を通らない限りは企業に対して自分のスキルや志望動機をダイレクトに訴えることができません。

まずは、書面を見るほんの30秒~1分程度で、人事担当者に「おっ!この人は是非とも面接で話を聞いて欲しいな」と思わせなければいけないのです。

そんな短時間で、求職者の全てを理解することはできないかもしれません。(正確に言うと、人事担当者も書類だけで全てを理解・判断しようとはしていません)

それでも、多少スキルが物足りなかろうが見出しなどの工夫で綺麗にまとめられ、短時間で大体を把握でき職務経歴書の方が、求職している本人がスキル持ちで煩雑な職務経歴書のケースよりも、書類選考時点での評価が高いのです。

応募が少ない求人の場合には、煩雑でも人事担当がしっかり書類に目を通すこともあるかもしれませんが(正確には解読しようとしてくれる)、志望者が多数あるようなケースはどうでしょう?

そのような見づらい書類を見る気になりませんよね?

「餅屋は餅屋」というようにどんなにあなたが即戦力人材だとしても、職務経歴書を一度はキャリアアドバイザーから添削してもらうようにしてください。

過信せずに、書類審査をパスしやすい状況をつくることが転職成功の近道です。