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参考にしてほしいその共通点の見つけ方

離職率の高い会社には共通点がある!

離職率の高い会社には共通点がある!

「離職率の高い会社には転職したくない」もちろん皆さんが感じることではあります。ですが、その判断の仕方や情報収集の方法を知っている人は多くありません。そこで今回は、ブラック企業につかまらない方法をご紹介しましょう!

実は多い?離職率の高い会社

離職率とはある一定期間でどれくらいの社員が辞めたかということを示す指標です。一般的に離職率は以下の計算式で算出できます。

1年間の退職者 ÷ 年初の従業員 × 100

例えば500人の企業で年間20人に退職者が出たという企業であれば上記の式にあてはめて、20÷500×100=4%という離職率になるわけです。

日本の企業の平均離職率はここ10年間で15%前後で推移しています。100人いたら1年間に15人が退職すると言われると、意外と多いと感じる方も多いのではないでしょうか。離職率が20%を上回る企業は全体の30〜40%程度になりますので、離職率が高いと思われる企業は意外に多いかもしれません。

離職率が高いからといって必ずしもブラック企業とは言えませんが、離職率が高いからにはそれなりの理由があります。そして、そのような企業には共通点があるものです。

転職を考えられている方にとっては本当に転職先として良い企業なのか判断する際に離職率は集めるべき情報の一つでしょう。それでは、離職率が高い企業の共通点と情報収集の方法について、解説していきましょう!

離職率の高い会社の共通点

離職率の高い会社には共通点があります。業界や企業規模別でも離職率に差がありますが、ここではそれらも含め、全体としての共通点をご紹介していましょう。

離職率の高い企業の共通点は各メディアが発表している「離職理由ランキング」から考えるに、大きく次の3つです。

  • 人間関係が悪い
  • 経営方針が分かりづらい/企業理念の浸透がない
  • 待遇が悪い/評価方法や基準が悪い

順に解説していきましょう。

人間関係が悪い

人間関係は常に離職理由ランキングの上位にあがっています。上司・先輩、同僚、お客様など付き合う人の数は限りがありません。その中でも、社内の人間関係はとても重要になります。

一時期、ブームになったアドラー心理学でも「人間が感じるストレスは全て人間関係である」と言われていたように、人間関係が悪いことは離職率を高める最も強い要因と思っていただいて良いでしょう。待遇などに少し不満であっても人間関係が良ければ退職したいという思いは弱くなりますので、それだけ人間関係は大事な要素なのです。

経営方針が分かりづらい/企業理念の浸透がない

経営方針や企業理念は企業を運営していくうえでとても大事な要素になります。ですが、経営方針が分かりづらい、企業理念の浸透がない会社は意外と多いものです。

例えば平成の時代、粉飾決算やデータ改ざんなど不正を行った企業は大手企業がほとんどでした。それらの企業をみると、経営方針が徐々に分かりづらくなり、企業理念が全く浸透していないという問題が浮かび上がります。

不正と離職率には相関関係がありますが、企業で働く上で「この会社に貢献したい」と思えるような経営方針や企業理念がなければ、社員が離れていくのも無理はないと思われます。

待遇が悪い/評価方法や基準が悪い

「労働に対して、相当の対価がない」となれば離れていきたくもなりますよね。同じ働きをして、他の会社の方が給料が高いとなれば、そちらにいきたいと思うのがサラリーマンですよね。

待遇が良くないという会社では、不満や不安が多く生産性が悪くなり、企業成績が悪くなり、給料も低くなるという悪循環にはまっている企業が多く存在します。待遇は働く上で重要になりますので、待遇の良し悪しは見極めたいものです。

情報収集の方法

離職率の高い企業の共通点はご理解いただけたかと思います。では、離職率の高い会社を見分けるために情報収集はどのように行えばいいのか、解説していきましょう。

残念ながら、1年間の離職率を公開している企業はわずかです。公開する義務もなく、直接的なデータを入手することは難しいと思えます。しかし、新卒入社の以降3年以内の離職率は公開の努力をするよう厚労省から通達があり、四季報(新卒版)など情報誌に掲載されています。離職率の直接的なデータはそちらを参考にしてみてください。

非公開となっている会社もありますが、そちらは安易に「公開していないということは公開したくないような数値だ」と考えるのは早計かもしれません。非公開などの場合は以下のように情報収集を行ってみてください。

  • 口コミ/(面接時などに)社員インタビュー
  • 企業ニュース
  • 転職エージェント

口コミや企業ニュースはやや過度に書かれていることも多いですので、信頼しすぎることは危険ですが、大切な情報源になります。口コミで明らかに悪い会社だと判断できた場合は離職率が高いと判断してもいいでしょう。

まとめ

ここまで離職率の高い会社の共通点と情報収集の方法をご紹介してきました。人材不足の今、離職率の高い企業はこれからますます業績が悪化し、少なくなると予想しています。あなたの大事なキャリアを会社によって壊されることなく、慎重に情報収集を行ってみてくださいね!