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グローバルな職務履歴書はこうやって作成する!

英文の職務経歴書の作り方

英文の職務経歴書の作り方

高収入を狙えることやグローバルな視点で働きたいという希望から、外資系企業へ転職を考える人が増えています。 外資系企業への転職は英文での履歴書と職務経歴書を作成しなければならず、日本の履歴書と職務経歴書とも形式などが少し異なるのです。 ではどのように英文で履歴書と職務経歴書を書けば良いのでしょうか。 ここでは英文レジュメの書き方やポイントをご紹介します。

英文レジュメの基礎知識!どんな情報を書くのか

日本の企業は転職の際に履歴書と職務経歴書を作成します。

しかし、英文レジュメは履歴書に職務経歴書を合わせた書類なのです。

ただ日本語を英訳するのではく、海外ビジネスに基づいた形式で書く必要があります。

英文メジュレには「クロノロジカル・レジュメ」、「ファンクショナル・レジュメ」、「コンビネーション・レジュメ」の3種類があり、コンビネーション・レジュメが一般的です。

コンビネーション・レジュメはスキルや技術を先に書き、後から経歴や学歴を書くフォーマットになります。

1.写真、性別、年齢の記載は不要

従来の履歴書には本人を確認するために写真を貼り、性別や年齢を記載する項目があります。ところが、英文レジュメは写真を貼らず、性別と年齢の記載は必要ありません。

2.氏名と連絡先(PERSONAL INFORMATION)

氏名と連絡先は従来の履歴書と同じく必ず記載する項目です。

氏名を記載する場合は「Mr./Ms.」の敬称はつけません。

英文なので住所も日本語とは異なり逆の順番で書いていきます。

通常なら郵便番号、県、市や区、町名、番号(マンション・室番号等)ですが、英文ではマンション・室番号、番号、町名、

市や区、県、郵便番号という並びになるのです。この時、都道府県の名称は書かず、市と区は記載してください。

例えば、東京なら「Tokyo」、千代田区なら「Chiyoda-ku」、横浜市なら「Yokohama-shi」です。電話番号を記載する場合は市外局番の0を外し、前の方に国番号である(+81)と記載します。

3.希望職務(OBJECTIVE)

この部分では希望する職種と一緒に、そのポジションを選んだ理由を書きます。

つまり、志望動機の部分となる項目です。転職ではここで希望や仕事への意思をアピールする部分なので、きちんと書くようにしましょう。

4.スキル(QUALIFICATIONS)

この項目では箇条書きで保有しているスキルや技術を書きます。

具体的な実績がある場合、曖昧にしないで書くようにしましょう。

項目は小さいので、応募先に必要なスキルだけで構いません。なお、経験が浅い場合は「QUALIFICATIONS」ではなく「PROFILE」に変更すると良いでしょう。

5.職歴(EXPERIENCE)

新しい職歴の順番から記載する項目で、こちらも応募先に関連した職歴だけで構いません。

ここでは社名と住所、勤続期間、役職、仕事内容の順番で書きましょう。同じ会社で複数の役職経験があれば、その期間と仕事内容を箇条書きで記載してください。

6.学歴(EDUCATION)

学歴も新しい順番で書いていき、学位の証明、大学名、住所、卒業年の順番で書きましょう。

学位は学士号が「Bachelor of」、修士号が「Master of」、博士号が「Doctor of」で、「of」の後には専攻を書きましょう。
専攻は大学によって表記が変わるので予め確認してください。

「Action Verb」でスキルや職歴を強くアピール

「Action Verb」とは行為動詞のことです。

行為動詞とは「達成した」「発展させた」「実行した」「意見を聞く」など自分が行動したことを強く主張する動詞です。

例えば、「新しいプロジェクトを計画した」という文は「計画した」という部分がAction Verbです。

「計画した」の英文は「planned」となるので、上記の文章だと「planned a new project.」と記載します。

Action Verbを意識して保有するスキルや技術、今までの経験をしっかりアピールしましょう。

また、入社してどのように貢献したいかもAction Verbを意識して文章を書いてください。「したいと思います」など曖昧な言葉ではなく、「成し遂げます(Accomplish)」など実行することを主張しましょう。

英文メジュレを書くポイント

1.文章はシンプル、箇条書きにまとめる

文章を書く際は「I」などの人称代名詞や「the/a」などの冠詞を省いてシンプルな文章にしましょう。

箇条書きにする時は過去の経験は過去形同士、継続中のものは進行形動詞にし、同じ動詞は繰り返さないように注意しましょう。

2.フォントと数字にも気を付ける

英文メジュレを作成する際は見やすさも重視したいので、フォントやフォントサイズにも気を付けましょう。

英文のビジネス文書に使用されやすいフォントはセリフ体とサンセリフ体なので、「Times New Roman」が無難です。「Century」はあまり好まれないので仕様は避けましょう。

そして、英文メジュレはA4サイズで1枚、多くても2枚が望ましいので、本文のフォントサイズは12~14ptだと読みやすいです。

「PERSONAL INFORMATION」などの見出しは本文フォントサイズ+2ptにするとバランスが良いでしょう。そして、数字を使う場合はアラビア数字で記載してください。

3.無駄な情報は記載せず、能力は堂々と

日本の履歴書には趣味や特技の項目がありませんが、英文メジュレにはそのような情報は必要ありません。

そして、自分が持つ経験や技術は堂々とアピールすることで、企業側も興味を持ってくれので、しっかりアピールしましょう。

英文での履歴書作成は難しいですが、自分のスキルや技術、志望動機をしっかり書くことが大切です。

日本の履歴書や職務経歴書とは形式も異なることを理解し、Action Verbを意識した文章を心がけることで魅力的な英文メジュレを完成させることができるでしょう。