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面接での質問、どこまで対応すればいい?

面接でプライベートな話をされたら、どこまで対応するべき?

面接でプライベートな話をされたら、どこまで対応するべき?

面接の際に面接官からプライベートな質問をされることはよくあります。 ですが、あまりに深い話までされると応募者としても疑問を感じることがあるでしょう。 そこで、プライベートな質問をされた時の対処法について解説していくので、参考にしてみてください

プライベートな質問をする意図はあるのか

面接の際に面接官がプライベートな質問をした際には、何か意図はあるのでしょうか?

対応力や柔軟性を判断している

面接で仕事以外の質問を投げかけることで、応募者の柔軟性を見ていることがあります。

過程に沿って話が進められているのか、わかりやすく伝えられているのか、などを確認することで、対応力を図ることができるのです。

冷静な判断ができるか確認している

接客業やサービス業、営業であると冷静な判断が必要となります。

お客さんを相手にする仕事なので、中には無理難題を質問してくる方もいます。

そういった場合でも冷静に対応し対処できるのかを、突拍子のない質問を投げかけることで判断している可能性もあります。

緊張をほぐすため

応募者があまりに緊張していることで、緊張をほぐすために仕事とは関係のない質問をする可能性もあります。

ただ気になったから質問をした可能性もある

プライベートな質問をすることに特に意図がない場合もあります。

応募者のことが気になってただ単に話しかけただけなのかもしれません。

応募者としては疑問や不満を感じることでもありますが、気になって質問するということは応募者に興味があるとも判断することができます。

面接官が聞いてはいけない質問もある

理由があったとしても、プライベートな質問をされることが苦手な人もいるでしょう。

実は職業安定法第五条の四でも、個人情報を収集することは業務の目的の達成に必要な範囲内で本人の同意や正当な理由がない限り、個人情報に関しては収集してはいけないと記されているのです。

また、面接官は応募者に対して聞いてはいけない質問があります。

家族構成

人種民族、社会的身分、門地、本籍、出生地、その他社会的差別の原因となるおそれのある事項として、家族構成や生活環境を聞いてはいけないこととなっているのです。

本籍地

家族構成と同様に社会的差別の原因となるおそれのある事項となります。

思想信条

支持政党や宗教に関しては憲法の第19条思想及び両親の自由や第20条の信仰の自由に反する事項となるので、憲法に違反していることとなります。

以上のような質問に関しては、やんわりと断るか話の内容を逸らすことが賢明ですが、緊張感のある面接の最中なので難しいでしょう。

プライベートな質問をされた時の対処法

上記のような質問は、面接の話の流れで話題になることもあります。

プライベートなことに関しては、人それぞれ感じ方にも違いがあるでしょう。嫌だと感じるのであれば、直接伝えることも肝心です。

面接でよくある質問としては、結婚や妊娠に関することや趣味や休日などでしょう。

結婚に関しては、寿退社なども考えるのであらかじめ聞いておきたい内容なのかもしれませんが、応募者の中にはこの質問を不快に感じてしまう人もいます。

趣味や休日に関しても、生活スタイルを読み解くヒントにもなり、コミュニケーションの一環として質問を投げかけている可能性もあります。

快くない質問である場合には、話を逸らすことでも良いのですが企業側が感づかない限り、プライベートな質問は続いてしまいます。

キッパリと「答えたくありません。」と伝えると企業側にマイナスイメージを植え付ける可能性もあるので、そういった場合には「プライベートな質問なので意図を聞いても宜しいですか?」と質問するのも良いでしょう。

そうすることで、普通の企業は「聞かれたくない内容なんだな」と気づいて質問内容を変えてくれます。

面接は企業が応募者がどのような人物なのか、会社に合っている人間なのかを判断する場になっていますが、応募者が企業側を判断する場にもなるのです。

働きやすい環境なのかを見定める材料にもなるので、不快に感じるのであれば無理に回答しなくても良いのです。

入社をするか考え直した方が良い場合もある

あまりに執拗に質問をしてくる場合には、「職業安定法の第五条の四に抵触している質問内容なのですが、それでも質問致しますか?」と聞いてみましょう。

それでも質問をやめない場合や、あからさまに態度が変わるようになれば、ブラック企業の可能性もあります。

法律遵守、コンプライアンスが守られていない企業は働く際にも不満を感じやすいので、入社しても良いのかと考え直す機会を作った方が良いでしょう。

プライベートな質問をすることは、企業にとっては何か意図があることなのかもしれません。

業務に関する質問であれば答える必要がありますが、業務外で不快に感じるのであれば答えなくても良いでしょう。

緊張している面接での内容なので、断り方が頭に浮かばないこともありますが、プライベートな質問をされた時のことを考えて、事前にシュミレーションしてみるのも良いでしょう。