転職や就職活動の際に内定を手に入れる事で達成感を感じる人も多いでしょう。 それが兼ねてから働きたいと思っていた場所であれば尚更です。 しかし、この内定が口頭のみの通知であったら・・・。 法的には効力があると言われていますが、何か手違いがあって採用になっていなかったら不安ですよね。 ここでは内定通知の基本から口頭だった場合の対処方法についてお伝えをします。
目次
書面のみとは限らない内定通知
まず、内定通知は書面で届くという概念を捨て去りましょう。
面接をした後に口頭にて採用される事もありますし、電話で言われることもあります。
特に中途採用の場合は電話を利用する企業が多いといわれています。もし、こういった際に不安が残るようでしたら、書面で貰うようにお願いをして見ましょう。
企業に直接連絡をする方法もありますし、内定承諾書を自分で作成をしてサインを貰う事も有効です。
企業への問い合わせに活用
内定を電話で受けたものの不安で仕方が無いという場合には書面での通知を希望する連絡をしましょう。
その際に、よく利用される文例をご紹介いたします。
件名 内定通知発行のお願い
株式会社〇〇
人事部
◎◎ 様
お世話になっております、先日内定を頂きました◎◎◎◎と申します。
内定を頂き心より感謝いたします。
表題の件につきまして、内定通知を書面にて頂ければと存じます。大変恐縮ではございますが御対応の程宜しくお願いいたします。
こういったメールを送る事で何かしらの対処をしてくれます。何日も連絡が来なかった場合には電話で問い合わせをしましょう。
内定通知が無いと言われた場合
企業によっては内定通知を発行していない会社もあります。そういった場合に諦めるのではなく、何かしら残るものを用意してもらいましょう。
◎内定承諾書
これは企業側に提出をする書類ですが、これにサインをして先方が受け取れば内定通知と同じ価値があります。
文章中には、内定を辞退する事が無い覚え書きと、採用側が条件に満たない場合に内定を取りやめることが出来る事柄を盛り込みましょう。
◎雇用契約書
この契約書は通常出勤をした日に締結をします。雇用契約書の中には従業員として働く際の約束ごとが書かれています。
給料体系、勤務地、残業の有無、就業時間などです。この契約書を結べば内定通知と同じ価値があります。
◎採用メール
口頭ではどうしても不安という場合にメールにて採用通知を送ってもらう方法もあります。中々メールを送ってくれない場合には、受領メールを貰う方法もありますので試してみましょう。採用、選考結果についての詳細事項が書かれていればOKです。
郵送だと時間が掛かる内定通知
採用試験が終わってからどのくらいの期間で内定を貰うことが出来るのでしょうか。
企業側としてはいち早く合否を通知する事が就職活動をしている人に喜ばれると思い、口頭で通知をしている場合もあります。
通常、3日程で連絡が届くことが多く、その後に郵送物で新たに届く場合と口頭若しくはメールのみというパターンに分かれます。もし、別の就職先の面接を検討している場合には、選考結果の連絡方法と日数について確認をしておくと良いでしょう。
早いか遅いかで合否が変わる?
昨今、休職側が有利な状態であり、企業側が有望な人材だと判断をした場合には通常よりも早い期間で採用の通知をするようです。
とは言え、大企業であれば募集人数も多いため中小企業に比べて時間が掛かります。
また、技術力が必要な会社も選考に時間が掛かる傾向にあります。ですので、遅い場合には不合格という事では無く、そういう傾向があるという一例です。
遅すぎる内定通知の理由
内定通知が届くまでの数日はドキドキをして何も手につかないという人もいるでしょう。なるべく早く通知が欲しいところではありますが企業側からするとこんな理由で日数がかかってしまうことがあります。
採用人数に対して応募人数が多い場合
枠が少ないのに応募人数が多い場合には最終判断に時間が掛かってしまったり選考自体に時間が掛かってしまいます。
企業側の管理体制が複雑
採用の担当者の仕事量が多く中々時間を割くことが出来ない場合や、上司の許可が必要だったりする場合にはそれぞれに時間が掛かってしまうため、何日も掛かってしまう場合があります。
合格者のみに連絡をする場合
採用人数が多い場合に良く見られる傾向です。優先順位をつけて連絡をするので不合格者への連絡が遅くなってしまいます。また、辞退されることも考慮して時間稼ぎをしている企業もあります。
就職活動をしている人にとっては内定を早く勝ち取りたい!と前向きに一生懸命活動をしていますので安心をする事が出来る内定通知が欲しいものです。とは言え企業側の体制もあり不安が残ることもあるでしょう。もし、口頭のみの内定通知で不安が残るという際には、自分から積極的に動き安心を手にするようにしてくださいね。