転職を考えている方の中には、「現在の職種では仕事内容と年収の釣り合いが取れていないように感じる」ことを理由に、年収アップを目的として転職される方もいらっしゃるかと思います。 しかし、転職の目的が年収アップだったとしても、それを全面に押し出してしまっては企業側からもあまり良く思われず、落とされてしまうと考える方が多く、転職時に年収交渉されない方がとても多いです。 では、どうすれば相手からの印象を落とさずに年収アップにつなげることができるのでしょうか？ こちらでは、転職時の年収アップにつながる上手な交渉術をご紹介していきます。

業界未経験者は年収交渉自体難しい

今まで勤めていた会社や業界とは全く異なる業界へ転職しようとした場合、面接時に年収交渉することはかなり難しいと言えます。

会社側から見ると、中途採用の未経験者は非常に採用しづらく、半年程度のスパンで戦力にならなければ厳しいと考えている場合があります。

ですから、即戦力になることが難しい未経験者が現職以上に年収をもらいたいと交渉した時点で、会社側も悪い印象を受けてしまい、落とされてしまう可能性が高くなってしまうのです。

年収交渉のタイミングはいつ？

面接の中で年収交渉を行うのですが、どのタイミングで行った方が良いか迷われる方も多いでしょう。

一番良いのは2回目の面接時、もしくは最終面接が終了する前までに行っておくと良いです。

1回目の面接ではあくまでも人を見たり、大まかな質問が中心となるので、年収交渉といった一歩踏み込んだ内容を切り出してしまうと、印象も悪くなってしまいます。かと言って最終面接が終わり内定をもらってから年収交渉するのも良いとは言えません。

ですから、2回目の面接、もしくは最終面接時が一番年収交渉をしやすいタイミングとなります。

ただ、その面接中にもいつ切り出していいのか分からない方も多いかと思います。

例えば面接中に突然「いくら年収をもらうことができますか？」と聞いてしまうのは、給料のこだわりが強く、もし年収が落ちたらすぐに辞めてしまうだろうという印象を与えてしまうので良くありません。

基本的には面接官から年収の話題が出た際に、年収交渉を行うようにしましょう。

また、年収の話題がなかった場合、面接の最後にある質問等で、年収や評価がどのように行われているのか？自分の年齢やスキルだとどう評価されるのか？などの質問で、探りを入れることも可能です。

あくまでも評価の一つとして年収はどう評価されるのかを聞き出し、そこから年収交渉を行っていきましょう。

年収交渉のポイント

年収交渉には様々なポイントがあります。

自分の強みを具体的にアピールしてから年収交渉に移る

いきなり年収交渉するよりも、自分が会社で働くことでどのようなメリットがあるのかをアピールする必要があります。

例えば、前職で行っていた仕事の中で実績や具体的な数字が示せるのであれば、それをアピール材料として使ってみましょう。

アピールすることで企業側もあなたを雇うメリットの方が大きければ年収交渉にも応じてくれるはずです。

自分の年収相場を知っておくことも大切

年収交渉というのはどうしても過大評価しすぎてしまう部分があります。

自分を過大評価しすぎると面接官の心象を悪くしてしまう可能性があるので、自分の年収相場を知り、それに見合った、もしくは少しだけ高めの金額で交渉することが大切です。

自分の年収相場というのは、経験やスキル、実績などがどれくらい伴っているか、年齢はどれくらいか、なども影響されてきます。

経験や実績が豊富であればあるほど、年収交渉も上手くいきやすいでしょう。

年収目的でないことをアピールする

本来の転職目的が年収であったとしても、それは正直に言わず、その他の目的で応募したことをアピールする必要があります。

年収ばかりについてアピールしてしまうと、仕事に対してのやる気が感じられない場合もあるのです。

内定をもらえなければ年収交渉の意味もなくなってしまうので気を付けましょう。

交渉術は分かっても自分から交渉しづらい…そんな時は転職エージェント！

今回年収アップにつなげる交渉術をご紹介しましたが、実際に年収交渉を行おうとしても、面接という緊張している場面でお金の話をすることは難しいという方も多いでしょう。

もしも自分から年収交渉はしづらい、しかし年収をもっとアップさせたいと思ったら、転職エージェントを活用してみてはいかがでしょうか？

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