「転職活動を始めてもうすぐ半年…、ここまで進歩がなく、心が折れてしまいそうだ」という人も多いはずです。 転職を新卒採用と同じように考えていると痛い目を見ることになります。 しかし転職がうまくいかない人は、一定の傾向にある場合が多いです。 今回は、転職がうまくいかない人の傾向とその対策について紹介したいと思います。
目次
転職がうまくいかない傾向とは…?
転職がうまくいかない理由はひとそれぞれですが、中でも代表的なものを挙げていきます。
自分に当てはまる箇所がないか、確かめてみて下さい。
①自分の意見を最優先にしている
- 給料やボーナスは高い方がいい
- 営業だけは絶対に嫌だ
- 福利厚生が整っていることろが良い
など、自分の希望ばかり並べている人は転職活動がうまくいかないのも当然です。
長く働いていくなら、当然待遇面に不安がない企業で働くのが一番ですが、採用する側としては企業にどう貢献してくれるかをアピールして欲しいので、自分を最優先に考えている人は内定を出すのを躊躇ってしまいます。
②企業が欲しいと思う人材にマッチしていない
企業目線で考えることが出来たら、次は企業がどのような人材を探しているのかを考えましょう。
新卒なのか、それとも職務経験豊富な中途採用なのか、どんなスキル・資格を持っていた方が良いかなど、これらを知らないまま転職活動をしてしまうと、何時まで経っても内定が決まりません。
③自分をアピールすることが下手
企業にアピールする方法は、人柄であったり、スキルや資格だったり、職務経験など人それぞれ違います。
これらの事を企業にアピールするとなった際には、企業が欲しがっている人物像にマッチするような形でうまくアピールしていくことが重要です。
④企業が欲しがる人物像にマッチしていない
企業が求めているスキルや職務経験にマッチしていないケースも多いです。
業界未経験者や、オーバースぺックである場合はミスマッチが起こりやすく、なかなか内定に繋がりません。
面接は言わばお見合いのようなものですから、両想いになれないこともあります。
⑤質問の意図を読み取れていない
面接時は面接官から質問を受けると思います。
その質問の意図を正しく読み取り、適切な返答が出来れば内定を勝ち取りやすくなりますが、トンチンカンの返答をしてしまうとコミュニケーション不足と判断されてしまいます。
ですから、日ごろから言葉上の意味合いだけを取るのではなく、隠された意図を理解できるように努めましょう。
転職を成功させる対策とは…?
ここまでで転職がうまくいかない理由をいくつか紹介してきましたが、ここからは転職を成功に導く対策を紹介していきたいと思います。
①新卒採用との違いを知る
新卒時はその人のポテンシャルと、マナー・教養があると判断されれば内定を貰う事ができます。
それは新卒には時間とお金をかけて育てていく事ができるからです。しかし、転職の場合はそうではありません。
転職は既に業務経験があり、即戦力になれるような人材が求められますので、はじめから能力のある人が選ばれていくのです。
ですから企業が求める人物像・スキル・能力にマッチしている部分があるのならば、それを強くアピールすることが重要です。
②キャリアを生かした転職先を選ぶ
上記のように、転職では即戦力となる人物が求められます。ですから、今までのキャリアを生かした仕事や、経験豊富な業界を目指した方が上手くいきやすいです。
また未経験の業種に転職する場合も、以前のキャリアを生かせるものを選ぶようにしましょう。
③転職する理由を明らかにする
転職する理由はひとそれぞれ異なります。
今後のキャリアのためなのか、給与面・待遇面なのか、それともチャレンジ精神からなのか…など、これらの理由もはっきりさせずに漠然と転職したいという動機では、次の働き先も決まるはずもありません。
また転職に一貫性を持っていた方が、場当たり的な転職にならずに済みます。
特に、現実を逃避したいがために転職を考えている場合や、転職すれば全ての問題が解決すると思っている人は企業側としても採用しにくいです。
④企業のより詳しい情報を手に入れる
転職後、就職してみてイメージと違った!騙された!と後悔するケースも少なくありません。
転職者と企業のミスマッチを完全になくすことは出来ませんが、リスクを最小限にとどめることなら可能です。
職場訪問やOB・OG訪問などを通して、現場の雰囲気を掴むことや、動労環境・労働情報に関しての知識を得ておきましょう。
そういった「生きた情報」を手にすることで企業とのミスマッチを格段に減らすことが可能です。
転職が上手くいかない場合の傾向と対策について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
上手くいかないのには、それなりの理由があるはずです。それを早く見つけて改善していくことが重要なのです。
もし、自分では見つけられないといった場合には、転職エージェントなどの転職サービスを受けることも視野に入れておきましょう。