転職活動中、書類選考や面接に落ちてしまったり、現職の方でトラブルがあったり、心が折れて諦めてしまいそうになることが多々あります。 実際、多くの転職希望者が心が折れそうになったと思う場面がたくさんあるのです。 心が折れそうになってしまった時、どうすれば良いのでしょう? 今回は、転職中に折れない心を作るにはどうすれば良いのか、ご紹介します。
目次
転職活動中に辛いと感じたのはどんな場面?
転職活動中は様々な場面で辛いと感じてしまうことがあるようです。
中でも「ここが辛かった」という場面をご紹介します。
不採用通知が届いた時
やはり一番転職活動中に落ち込むのは、不採用通知が届いた時ではないでしょうか。
履歴書などの書類作成から面接練習などが全て水の泡になってしまったような感覚に陥ります。
実際は、経験として活きる場合もあるので必ずしも全てが水の泡になるわけではありませんが、不採用通知が届いてしまえば「お前はダメだ」と言われているような気がして落ち込むのも無理はありません。
しかも1社ならともかく、複数社から連続で不採用通知が届くと心がポッキリと折れてしまいそうになります。
時間が取れない
仕事を続けながら転職活動を行っていると、転職活動の方に時間を使いたいのに現職での仕事が重なって時間が取れないなどが起きてしまいます。
企業の情報収集や履歴書などを作る時間がなく、なかなか転職活動が進められないと心も折れそうになってしまいます。
また、ようやく面接まで漕ぎつけたのに現職の時間と被ってしまい面接自体がなくなってしまったというケースも中にはあるようです。
お金がとてもかかる
転職活動中は何かとお金がかかってきてしまいます。
書類を作るのも履歴書を買ったり証明写真を作ったりしなくてはいけません。
また、企業まで面接に行く際の交通費や、待ち時間ができてしまった時にカフェで時間を潰した時に使った飲食費など、
気付けば数十万円もかかっていることもあり、仕事を辞めてから転職活動を行っている人にとっては精神的にも金銭的にも苦しい時期になりやすいです。
現職の人にバレないか気がかり
転職活動中は現職の人に転職活動中ということを言ってしまうと職場に気まずい空気が流れてしまい、仕事もやりづらくなってしまうため、なるべく言わない方が良いと言われています。
しかし、現職の人にバレないように気にしながら転職活動を行うのはとても大変なことです。
その気苦労から心が折れてしまうという方もいるでしょう。
このように、転職活動中は辛いこともたくさんあり、誰しも心が折れてしまいそうになると言えます。
折れない心を作るカギは「逆境力」!
負けない心、折れない心を持つことで諦めそうになっても転職活動を辞めずに続けられます。
ではそんな折れない心を持つためにはどうすれば良いのでしょう?
そのヒントとなるのが「逆境力」です。
逆境力とはレジリエンスとも言われている言葉で、ビジネスで話題を集めています。
意味は、ストレスやプレッシャーに強く変化にも柔軟に対応していくことができる力で、諦めずに続けられることから成功を導きやすいと言われています。
昨今ビジネスシーンでも、ストレスが原因で疲労したり身体的な影響が及んだりする場合や、グローバル社会に向けて柔軟に対応していかなくてはいけない場合などが増えてきました。
そのため、レジリエンスはビジネスの中で向上させたい能力の一つとも言えるのです。
逆境力を身に着けるためには?
逆境力を身に着けるためには、感情をコントロールし早く立ち直るということが大切です。
そのためのトレーニングとして、嫌なことが合った時に抱いている感情のラベリングを行ってみましょう。
例えば面接の不採用通知が届いたとします。その時多くの人は残念という感情だったり、悔しいという感情が芽生えるかと思います。これをラベリングし、どういう感情なのか整理することで感情をコントロールしやすくなるのです。
感情をコントロールすることで、失敗してもポジティブで前向きな気持ちに切り替えられるまでの時間を短縮することができます。
二つ目に、ネガティブな感情が出てきた時に「減らす」というよりも「感情を晴らす」ことを行ってみると良いでしょう。
ネガティブな感情は減らすよりも晴らすことで、ストレス発散にもつながりますし、ネガティブな出来事自体を嫌がるよりも、失敗しても大丈夫という気持ちにすることで、前向きに挑戦していくことが可能です。
方法としてはエクササイズや好きな音楽を聞く、ヨガ・瞑想などを行う、文字を書いてみるといった行為が効果的と言われています。
これらの方法は、実際にエビデンスが見られるものなのでぜひ試してみましょう。
転職活動中は辛いことがたくさんありますが、その逆境を跳ね除けて前向きにチャレンジする逆境力が重要なポイントとなります。ぜひ、逆境力を活用して折れない心を作り、転職活動の成功を目指しましょう。