今自分が働いている職種が、今後どうなっていくのか気になる人はいませんか？ 様々な職業の将来性を知ることで、転職をする際には職業を選びやすくなるでしょう。 アメリカの求人サイトが発表した「ベストジョブ・ランキング2017」を参考にして、転職先の将来性をチェックしてみてはいかがでしょうか。

ベストジョブ・ランキングとは？

ベストジョブ・ランキングはアメリカの求人サイト「グラスドア」が毎年作成しているランキングです。

所得・職務満足度・雇用数に基づいて将来性の高さを出し、ランキングにしているのです。

日本の5年後、10年後がアメリカの今現在とも言われているので、アメリカの最新の職業ランキングを知ることで、将来有望な職業を知ることができます。

なので、転職の際にも大いに役立つでしょう。

ベストジョブ・ランキング2017

ベスト20まで発表されているので確認していきましょう。

1位…データ・サイエンティスト(約1252万円)
2位…DevOpsエンジニア(約1252万円)
3位…データ・エンジニア(約1206万円)
4位…税務マネージャー(約1252万円)
5位…分析マネージャー(約1275万円)
6位…HRマネジャー(約967万円)
7位…データベース管理者(約1056万円)
8位…戦略マネージャー(約1478万円)
9位…UXデザイナー(約1052万円)
10位…ソリューション・アーキテクト(約1421万円)
11位…マーケティング・マネージャー(約1023万円)
12位…作業療法士(約818万円)
13位…監査部長(約1112万円)
14位…電気技師(約885万円)
15位…上級看護師(約1134万円)
16位…ソフトウェア・エンジニア(約1149万円)
17位…企業人事採用担当(約681万円)
18位…サプライ・チェーン・マネージャー(約1134万円)
19位…ファイナンシャル・マネージャー(約1317万円)
20位…機械工学士(約863万円)

となっています。

職務満足度が高かった職種は、データ・サイエンティスト、DevOpsエンジニア、データ・エンジニア、税務マネージャーとなっており、雇用数が上がった職種は、ソフトウェア・エンジニア、上級看護師、作業療法士となっています。

テクノロジー関係に注目が集まっている

ベストジョブ・ランキングを確認してみると、テクノロジー関係の職業が上位になっていることがわかります。

そのことから、これから日本でもテクノロジー関係の職業の求人が高まる可能性が十分にあるでしょう。

バーチャルリアリティー（VR）は、テクノロジー関係の中でも将来有望であると考えられています。

バーチャルリアリティー技術を向上させるために、開発者やプログラマーの雇用が増えていく可能性も高いので、これから様々な技術を習得しようと考えている人は、テクノロジー関係について学んでみると将来の転職に役立つでしょう。

ランキング常連の職業に注目してみよう

ベストジョブ・ランキングで毎年常連になっている職業があります。

それは、

• 税務マネージャー
• HRマネージャー
• 戦略マネージャー

この3つの職業です。

税務マネージャーとは税理士のことで、個人や企業の税金に関わるサポートを専門にしている職業です。

税に関することなので、専門的な知識が必要になりますが資格を取るために日本でも多くの人たちが勉強をしています。

企業の経営に関するアドバイスも行うので、税理士は企業の発展のためにも重要な位置にいる職業です。HRマネージャーは、人事マネージャーのことで企業にとって優秀な人材を確保し、育てていくほか、従業員にとって働きやすい環境を作る職業でもあります。

戦略マネージャーは、企業を拡大させたりするための戦略を練る技術が必要で、企業の発展には欠かせない職業でしょう。

どの職業も「マネージャー」という重要なポジションに就いており、専門的な知識が必要な職業でもあります。

ランキング圏外だった職業に注目してみよう

2016年にはランキングに入っていない職業があります。

• 機械工学士
• DevOpsエンジニア
• データベース管理者

この3つが新たに2017年のランキングに入ってきました。

どの職業も専門的な知識を有する職業であるため、将来のことを考えるとスキルアップが確実に必要なことが
わかります。

将来性のある職業に就くためには

ベストジョブ・ランキング2017の職業を見てみると、1番に感じることと言えば「専門的分野」ではないでしょうか？

ITや税、経理や財務管理など、細かな分野の職業に就くことで、将来も安心して働くことができるのでしょう。

10年後や20年後のことを見据えて、転職を考えているのであれば今から専門的な知識を学ぶことも大切です。

ベストジョブ・ランキング2017のランキング上位にある分野の職業について学ぶと、満足のいく結果になるのではないでしょうか？

ですが、いくら将来性のある職業でも自分に向いてなければ続けることができません。

将来性のある職業を探しつつ、その職業が本当に自分に合っているのか適職診断を受けるなどして、長く勤められる職業探しを行っていきましょう。