履歴書はアルバイトなどに応募する際にも必要になるので、書いたことがある方も多いですよね。 しかし、転職活動では履歴書の他に職務経歴書という書類が必要になります。 職務経歴書には何を書けば良いのかわからないという方もいらっしゃることでしょう。 今回は、履歴書と職務経歴書の違いや職務経歴書を書く際に気をつけるポイントを紹介していきます。
目次
そもそも職歴と履歴書は何が違う?
履歴書にも職歴を書く欄はありますよね。
職務経歴書と履歴書の違いはなんでしょうか。
履歴書には名前や住所、職歴、自己PRなど、様々な記入項目があらかじめ用意されています。
職務経歴書にはこのような形式がありません。
職務経歴書は職歴をより細かく伝えるもの
職務経歴書はA4用紙2~3枚を使って、これまでの経験や実績をより細かく伝えるものになります。
履歴書の職歴にはどの会社でどのくらい働いたかを端的に書き、実務経験などの詳しい内容は面接で直接アピールすることになります。
しかし、職務経歴書には実務経験・習得したスキルなども詳細に書く必要があるのです。
書類選考においても職務経歴書は重視されますし、面接をする場合も職務経歴書の内容について質問されることが多いでしょう。
職務経歴書は、「自分は企業に求められる人材である」ということをアピールする重要な書類なのです。
職歴を書く上で重要なポイント
前述したように、職務経歴書には履歴書のような決まった項目がないので書くのが難しいと思われる人もいるでしょう。
しかし、職務経歴書にもある程度の書き方はあります。
まずは、勤務していた会社名や部署名、入退社日、在籍期間などの基本的な情報を書きます。
その上で、これまでの実務経験や実績、習得したスキルなどを詳細に書き込んでいきます。
見やすく作成することがポイント
これらを書く上で気をつけるポイントは、採用担当者など、職務経歴書を見る人の立場になって書類を作成することです。
まずは、見やすく内容の分かりやすい書類を作成することを念頭に置いて職務経歴書を書きましょう。
また、職務経歴書は、企業にとって必要な人材かどうかを判断する大きな材料になります。
企業が求める能力を持っているか、仕事への熱意があるかなど、様々なポイントをチェックされます。
そういった採用担当者が知りたがっている情報をしっかりとアピールしておけば、書類審査を有利にすることができるでしょう。
アピールポイントを分かりやすく作成する
自己PRや志望動機を職務経歴書に書く場合は、履歴書と同じ文章にならないように注意しなければなりません。
職務を通して経験したことや学んだことを具体的に書いて、さらに説得力のある文章になるようにしましょう。
また、職務経歴書の内容については面接時にさらに質問されたり、説明を求められることもあるので、そういったことも意識して書かなければなりません。
企業に対してのアピールポイントを分かりやすく記載することが、職務経歴書を書く上でのポイントになります。
こんな職歴はダメ!
職務経歴を書く上でありがちな失敗を見ていきましょう。
内容が少ない
習得したスキルや実績については、どのように取り組んだか、どのような成果を得られたかなど、具体的な日付や数値を使って詳細に書くことが大切です。
実績がなくて書くことがないという人も、仕事に取り組む上で工夫したことや学んだことを書くようにしましょう。
文字が多すぎる
内容は詳細に書く必要がありますが、文章をびっしりと羅列したものになってしまっていませんか?
見出しを付けたり箇条書きにするなどの工夫をして、読みやすい書類にしましょう。
また、職務経歴書は2~3枚にまとめるのが無難です。
枚数が多いと読む人の負担になってしまうので、長く書きすぎないように内容をまとめることを意識しましょう。
誤字脱字が多い
書類の誤字脱字は、注意散漫でいい加減な印象を与えてしまいます。
仕事でもミスが多いのではないかと思われてしまいかねないので、何度もチェックして間違いのないようにしましょう。
また、資格の名前などを書く際には、正式名称を調べて書くようにしなければなりません。
略称や名称の間違いには注意が必要です。
パソコンと手書きならどっちが採用されやすい?
パソコンと手書き、どちらにするかは悩みどころですよね。
パソコンでの作成はミスをすぐに修正できる、データを残せるなどのメリットがありますが、意欲や誠意を感じられないという意見も見られます。
また、手書きの場合も意欲や誠意を感じさせることができても、パソコンが使えないと思われてしまう場合もあるようです。
職務経歴書のフォーマットについてはこれといった規定はありません。
企業から「直筆で」などの指定を受けている場合はそれに従いましょう。
そうでない場合は、読みやすければどちらでも問題ありません。
IT関係の職場ならパソコンを使う、福祉や教育に関する職場なら手書きにするなど、応募する企業に合わせるのも一つの手です。
まとめ
職務経歴書のテンプレートや例文が載っているサイトも多数あるので、どうしても行き詰ったときは参考にしてみましょう。
アピールポイントが明確な職務経歴書を作成すれば、転職成功の可能性も上がるでしょう。