転職活動を始めたはいいものの、なかなか書類選考を突破することができないとつまづいていませんか? 書類選考といっても書き方に正解があるわけでも、これなら絶対に通るというフォーマットがあるわけでもありませんので、応募者が混乱するのも分かります。 しかし、落とされる履歴書にはいくつかの共通点があります。 もしかしたら、貴方の送った履歴書も該当するものがあるのかもしれません。 今回は、落とされる履歴書の以外な共通点とその対策をレクチャーしていきます。
目次
落とされる履歴書の10個のチェック項目
①字が汚い
応募書類は手書きかパソコンで出力したものが好ましいです。
中でも手書きの履歴書は、その会社のために時間を割いて作成したという証拠にもなります。
それは、「あなたの会社が本命です」というアピールに他なりません。字が汚いとそれだけで人事は読む気を失い、書類選考では必ず落とされます。
文字を上手に書く必要はありません、1字1字丁寧に書いてあれば気持ちは伝わるので、ゆっくりと丁寧に書きましょう。
②誤字脱字・マナー違反が多い
誤字脱字が多いとスムーズに書類を読み進められませんし、内容への評価も下がってしいます。
また株式会社を「㈱」と省略したり、必須事項を忘れたりするのはマナー違反です。これも書類選考で落とされる原因になりますので、提出前には必ずチェックするようにしましょう。
③入力フォントがバラバラである
パソコンで履歴書を作成した場合、文章によってフォントが異なっていることがありますので注意してください。
また数字が全角と半角で混ざっている可能性もあります。パソコンで書類を作成する場合は、フォント・全角・半角・背景色などを統一しましょう。
④表記が統一されていない
例えば西暦と和暦が混同されていたり、パソコンをPCと表記するなど、単語によって書き方が異なっていると落とされる可能性が高くなります。
複数の表記の仕方がある単語は書き方を統一するようにしましょう。
⑤文章量が非常に多い
志望動機・自己PR・職務経歴内容は重要なアピールポイントなので、たくさん書きたくなってしまう気持ちも分かりますが、簡潔にまとめられないと評価が下がってしまう可能性があります。
人事担当者が読みやすい分量で、的確にまとめることが重要になります。
⑥文章量が非常に少ない
文章量が多いことも問題ですが、反対に少なすぎるのもいけません。
志望動機や自己PRを1~3行で終わらせてしまうのは非常に勿体ないですし、採用されようという熱意も感じられないため、項目は8~9割程度埋めるようにしましょう。
⑦具体性がない
テンプレート通りの文章を仕上げようとすると、具体性が無くなってしまいます。
分かりやすく言うと、「どこの会社に持っていっても謙遜ない文章」だということです。
差しさわりない内容では、人事担当の心は動かせません。特に志望動機・自己PR・職務履歴書は「具体性」が最も重要になります。
どんな仕事をしていたのか、どれくらいの利益を生み出したのか、どれくらいの仕事量をこなせるのか、など数字や例えを使って具体的に記入しましょう。
⑧専門用語が多く使われている
特殊な業界にのみ通じる専門用語は、他の業界でも同じように通じるとは限りません。
また別の業界に転職するのであれば、分かりやすい表記に直して記入するのが一般的です。どんなに素晴らしい経歴・資格を持っていても、人事担当に伝わらなければ意味がありません。
⑨志望動機や熱意がメインになってしまっている
職務経歴が少なく、他の項目もほとんどが志望動機や熱意がメインになってしまっているのも問題です。
転職の場合、人事は「この人は何ができるのか」という事を優先してみているので、これでは何も伝わりません。熱意をアピールしているのは良い事ですが、ビジネスで貢献してもらいたいため、もっと現実的な部分でアピールした方が良いでしょう。
またこういったタイプの人は、夢や理想ばかりが大きくなってしまいがちです。
実際に働きだした時のギャップから、早々に辞めてしまう人も多いので、人事担当も警戒する可能性が高いのです。
⑩読み手の気持ちを考えられていない
文字だけでしかその人の事が分からない状況では、要点をしっかり押さえた文章と、書類の読みやすさ、最低限のマナーを守ることが重要視されます。
目立ったスキルや、社会への貢献度の前に、人間的なマナーを試されていると思いましょう。
そのためにも、書類を受け取って読む相手の事を考えた書類作成を心掛けて下さい。
空いてが読みづらくないか、適切な文章量かなど、自分えは分かりにくのであれば、家族や転職エージェントにチェックしてもらうのも良いでしょう。
転職の際の書類作成は骨が折れますが、丁寧に作ることでその人の熱意は必ず企業に届きます。
その上で、書類選考に落ちてしまったのならば、その会社とは元からご縁がなかったという事にして、気を落とさずに次の企業へどんどんチャレンジしていきましょう。