転職を考え始めたときに、仕事をしながら転職活動をするべきか、仕事を辞めてから転職活動をするべきか悩む人も多いでしょう。 どちらが有利に転職ができるのか、納得のいく結果を出せるのはどちらなのか知りたい転職希望者は多くいます。 それぞれのメリット・デメリットなどから考えてみましょう。

転職活動を行う時期について

転職活動では、履歴書の作成や職務経歴書の作成、面接の準備など様々なことを行います。

もちろん次の就職先も見つけなければいけません。

多くの時間が必要となるので、在職中は転職活動をすることが難しいと考える人も多いのではないでしょうか？

特にブラック企業に勤めていると、時間も体力も無いのでさらに大変な作業となってしまいます。ですが、転職活動が長くなることで離職をしてからの活動であると問題が浮上してくることも考えられます。

果たしてどちらの方法で転職活動をする方が良いのか、メリットとデメリットを確認してみましょう。

在職中に転職活動を行うメリットとは

在職中に転職活動を行うことでのメリットは多くあります。

①経済面で不安がない

在職中の転職活動の中でも1番のメリットではないでしょうか。

仕事を探しながら転職活動をしていくので、収入を得ながら次の仕事を探すことができます。なので、落ち着いて次の職場を探すことができるでしょう。

②職歴に間を開けることがない

在職しながら転職先を見つけるのでブランクなく次の仕事に就くことができます。

これは転職先の会社にも高評価となるポイントです。

③余裕が生まれる

経済面が確保されているので生活にも余裕があります。

仕事をしているので、時間にも余裕があり例え面接に失敗したとしても焦らず落ち着いて行動できるでしょう。

在職中に転職活動を行うデメリットとは

在職中に行うことでデメリットももちろんあります。

①時間がない

仕事を探すにも時間がなく、履歴書を作るにも時間がない、何をするにも時間がないと嘆く人が多いのが、在職中の転職活動で1番多い問題でしょう。

休日や有給休暇を利用し、転職活動をしていきましょう。また、少しだけ早く起きて時間を作るだけでも違います。

出勤途中を有効に活用することもできるので、自分で時間を作る努力をしましょう。

②周囲に転職することがバレないか不安

在職中に転職活動をしたことで、社内での立場が悪くなる可能性もあります。

上司からはいずれ辞める人間だからと不当な扱いを受けることもあり得ます。有給休暇を活用したり、外回りの時間に面接を行うなどして対処していきましょう。

③退職を引きとめられる

転職活動が成功し、上司に報告をした際に引きとめられる可能性があります。

優秀であれば尚更引きとめられるでしょうし、引き継ぎや後任選出のことを考え、会社に負担が掛かることから引き止めることもあるでしょう。

退職を問題なく行うためには、引き継ぎが大切です。できるのであれば、転職活動中から引き継ぎを行いしっかりと後任社員に教え込みましょう。

④仕事との両立が難しい

転職活動と通常業務を同時に行うので余裕がなくなる人も多くいます。

仕事が忙しいと転職活動に力を注ぐことができなくなり、転職をするまでの期間が伸びてしまいます。自分を追い詰め過ぎず、たまには休息を取りながら余裕を持って転職活動をしていきましょう。

退職後に転職活動を行うメリットとは

在職中に転職活動を行う際と同様に退職後に転職活動をすることでメリットがあります。

①転職活動を行う時間に余裕がある

仕事をしていないので時間に余裕を持って転職活動を行えます。

ハローワークに行く時間もゆっくり取れるほか、履歴書や職務経歴書を作成する時間もあり集中して取り組むこと
ができるでしょう。

有給休暇の取得が難しかったり、残業が多い会社に勤めていたりするのであれば思い切って退職してから転職活動を行うことで、時間に余裕が生まれます。

退職後に転職活動を行うデメリットとは

退職後に転職活動をすることで起こり得るデメリットを紹介します。

①経済面で余裕がない

仕事をしていないので給料をもらうことができません。

転職活動が難航してしまった場合、生活をすることに苦労してしまう可能性があるので、在職中にお金を貯めてたり失業保険を利用するなどして対策をとりましょう。

②ブランクが長くなる

転職先が決まらないと、その分ブランク期間が長くなってしまいます。

選考の際に不利になる可能性もあるので注意が必要です。焦ってしまうと納得のいく会社に就職できないことも予想されるので、短期間で転職活動を行う必要があります。

自分に合った転職活動を見つける

以上のことから、在職中であっても退職後でも転職活動を行うことは、良い部分もあれば悪い部分もあります。

どちらが有利ということもなく一長一短なので、現在働いている会社の仕事内容や自分の経済面などから自分に合った方法を選んで転職活動を行うことが大切です。焦らずにじっくりと問題に取り組むことで、転職先を見つけることができるでしょう。