今までの仕事を辞めてから、次の仕事に移るまでに間がある場合、バイトでその間の生活費などに充てる人も少なくないと思います。 しかし転職活動にはだいたい2ヶ月ほどかかるとも言われていて、次の仕事が決まるまでには結構な間が空いてしまいます。 失業保険を使うとしても、自己都合退社の場合は3ヶ月ほど待たなければ支給が来ないと言う場合もあるようです。 仕方なくバイトを始めるとしても、落とし穴となりやすい複数の点に気をつけましょう。
目次
バイトの選び方が重要!
仕事を辞めてバイトをしてつなぐこと自体は全く問題ありません。
無職の期間は転職活動に専念した方が良いという意見もあります。
しかし、最初は良くても面接の移動費や日々の生活費で少しずつ消費され無収入という状態で焦りが出てきます。
その焦りから後々後悔するような職場に行きついてしまうことも。
妥協は時間の無駄
転職活動において妥協を重ねてしまうと、せっかく転職をすると決めたのにそれこそ時間の無駄となってしまいます。
ずっと転職活動を続けるという人は少ないでしょうし、一時的に忙しい時期があってもそれ以外はダラダラしてしまうよりは、バイトをして資金に余裕を持たせる方が有意義でしょう。
ただし、アルバイトを続けること自体に問題はなくとも、経歴に書く必要がない以上はアルバイト期間は無職期間とほぼ同じです。
3ヶ月以上かかると徐々に不利になっていき、半年以上ともなると相当不利な条件となってしまいます。
また、転職活動に支障が出るほど出勤させられたり、疲れきってしまう様なバイトは避けた方がいいでしょう。
あくまでもメインは転職活動なので、アルバイトをするにしても仕事内容は選ぶべきです。
転職のつなぎに使えるバイトとは
転職活動の合間を縫って行うときに、おすすめの仕事内容をピックアップしてみました。
データ入力
人気があり、競争率も高いのですがおすすめのバイトです。
パソコン入力が得意な人であればデータ入力などの事務仕事のバイトが比較的楽です。
シフトも自由にしやすく、転職活動との両立がしやすいこともポイントです。
治験
面接日が平日に集中しやすいことを逆手にとり、土日を使ってバイトする手もあります。
治験バイトは報酬が高く、1泊2日のアルバイトで数万円が出たり、1週間のものであれば10数万円をもらうことも可能です。
また治験のアルバイトは継続雇用することはほとんどなく、失業保険の受給についても問題にならない場合が多いのもメリットのひとつでしょう。
ただし念を入れてハローワークに確認を取っておくと確実でしょう。
イベントスタッフ
同じく土日に働くなら、イベントスタッフもおすすめです。
そこそこ需要があるので仕事に就きやすく、週に2~3日の短期バイトのため一時的な収入としてやりやすいのがメリットです。
また月に数日、特に土日祝日を重点的に行うなら転職活動に支障が出にくく、転職先が決まった後もシフト問題などで待っててもらうこともなくすぐに就くことも可能です。
警備員
仕事内容が難しくなく、1ヶ月くらいの短期での仕事もあるためおすすめします。
特に深夜でのシフトであれば、深夜割増賃金が適用されるため、比較的時給も高くなります。
失業保険の20時間内の制限でもきっちり稼ぐことができるので、長期戦になりそうな人にもおすすめです。
失業保険をもらいたい場合の注意点
仕事を辞めた際、失業保険を受給される方も多いかと思います。
最低でも過去2年間の内1年以上雇用保険に加入していることが条件なので、ほとんどの方が対象となり、受給してもらえることでしょう。
しかし、アルバイトのやり方によっては失業保険がもらえなくなるので注意が必要です。
申請してから7日間はバイトをしない
自己都合、会社都合に関わらず、失業保険受給を申し込んで受給資格が決まった後は7日間待機しなければなりません。
この待機期間中はアルバイトも含めて働くのは避け、ゆっくり休息を取るようにしましょう。
アルバイトなどをしてしまうと、失業したとみなされずに受給が開始されるまでの期間が延びてしまうからです。
自己都合の退職や給付制限、受給時の注意点
自己都合で退職した場合、基本的には3ヶ月間の間給付制限期間が付いています。
給付期限が付いている場合と、自己都合、会社都合に関わらず受給期間であればバイトをしてもかまいません。
ただし一般的には週20時間までという制限がつき、それ以上働くと就職したとみなされ、給付金が来なくなる場合があります。
バイトが本業にならないように気を付けましょう
アルバイトはあくまでもつなぎです。
退職前の仕事で自由があまりなかったためにはめを外しすぎてしまう気持ちもわかりますが、失業手当がもらえなくなったり、転職活動に支障が出るようでは元も子もありません。
転職活動は新しいスタートを切るための準備期間です。
正しくアルバイトで資金を保ちつつ、早めに次の職場に就けるように頑張りましょう。