ホームへ戻る

カテゴリー

新着記事

ここ1ヶ月間の人気の記事

リストラされたらすぐに次の行動へ!

リストラで急な転職活動が必要になったら

リストラで急な転職活動が必要になったら

2017年上半期現在、GDP(国内総生産)は緩やかな成長を続けており経済はまだまだ不安定ではあるものの、徐々に落ち着いてきているのではないかと考えられます。 しかし、それでも企業によっては突然リストラに遭ってしまうこともあるでしょう。 例えば実力主義の外資系企業に勤めていれば、突然解雇されてしまうこともあり得ますし、日系企業でも突然解雇にすることはありませんが、「追い出し部屋」と呼ばれるところへ異動になり、会社の中の雑務をひたすら続けて自主退職を促すというところもあるそうです。 もし、こういった突然の解雇・リストラに遭ってしまった場合、どう行動すれば良いのでしょうか? 今回は急な転職が必要となった場合にすべき行動についてご紹介します。

失業保険は自己都合と会社都合で異なる?

リストラや解雇など、自分の意に反する形で退職を余儀なくされてしまった場合、これは会社都合での退職となります。

追い出し部屋に関しても、自己都合の退職にさせたい会社側ではありますが、実際は退職を強要しているわけですから、会社都合にできる可能性があります。

一方、自己都合で退職する場合は自らが望んで会社を辞めたケースです。

例えば結婚して引っ越さないといけなくなって会社を辞めたり、スキルアップにつながる転職のために辞めたりすることは自己都合退職となります。

会社都合か自己都合かというのは、なぜ必要なのかというと、失業保険に大きく影響するためです。失業保険は会社を辞めた時に申し出をすることで支給されるお金のことで、働いていない時期もお金が入ってくるため最低限の生活は行なえます。

急にリストラされてしまった場合、とても大切なお金となるので、失業保険は必ず受け取るようにしましょう。

そんな失業保険ですが、実は会社都合と自己都合では大きな違いがあります。

例えば、最大支給額は会社都合が約260万円なのに対し、自己都合の場合約118万円までの支給となります。

また、給付日数も最低90日間なのは一緒ですが、会社都合の場合最高で330日、自己都合の場合最高で150日と、2倍以上の違いが見られます。

最短で失業保険を受け取れる日数も、会社都合では7日後なのに対し、自己都合は申し込んでから3ヶ月7日かかってしまうのです。

このように、失業保険は会社都合と自己都合で大きく違ってくるため、リストラされた場合は自己都合になっていないか、もしくは自己都合にならないように行動しましょう。

正当な解雇に当てはまるのかチェックしよう

もしもリストラ勧告を受けてしまった場合、どうせ反論しても無駄だという考えからすぐに受け入れてしまう方もいらっしゃいます。

しかし、まずは冷静になって勧告を受け入れずに反論するようにしましょう。

その反論する部分となるのが、不当解雇です。十分な説明がされない状態での解雇は不当解雇にあたる可能性が高いので、その旨を伝えましょう。

また、企業が「これは正当な解雇だ」とするためには4つの条件を満たさなくてはなりません。

  • 企業業績が悪化し、人員を削減しないといけない経営状況である
  • 配置転換や希望退職の募集など、会社側が解雇を回避するための努力を行った。
  • 解雇対象となる人物を選ぶ時、恣意的に選んだのではなく、合理的・客観的に行われた。
  • 労働組合や従業員と話し合いを行い、手続きが適正に行われた。

この4つのポイントがクリアされていないと不当解雇になる可能性があるので、こういった点から反論するようにしましょう。

リストラされたら会社側と交渉&転職活動を始めよう

リストラを拒否しながらも、リストラする条件交渉を行いましょう。

例えば、会社側から自己都合での退職にしてほしいと言われる場合があります。

しかし、実際は会社都合での退職になるにも関わらず、自己都合での退職になってしまっては、失業保険の受給額が減るだけでなく、退職金も支払われない可能性があるのです。

そのため、なるべく自分にとって不利益にならない形でリストラ条件を交渉することが重要と言えるでしょう。

リストラ条件の交渉している間を使い、転職活動を行っていきましょう。

転職活動を行うことで、リストラされてもすぐに新しい職場で働くことができる可能性が高いです。

また、この転職を機に自分のスキルアップにつなげれば、より良い転職ができるかもしれません。

働きながら転職活動を行うことはとても大変なことですが、転職エージェントを活用すれば効率的に転職活動を進めることができます。

キャリアカウンセラーが面接や書類作成、日程調整などを行ってくれると同時に、現在の交渉状況を伝えたり相談したりすると、こちらの都合に合わせて転職活動をプランニングしてくれます。

急な転職であっても次の行動を行うことで、良い転職になる可能性は非常に高いです。リストラされてしまったら慌てずに一旦落ち着いて会社側と交渉しつつ、次につながる転職活動を行っていきましょう。